「ライバートラブルの法的解決」カテゴリーアーカイブ

ライバー事務所に所属するメリットやデメリットは?

メリット

まず、多くのトップライバーも、ライバー事務所に所属しています。
なぜ所属しているのでしょうか。
ライバー事務所に所属した方が良い理由はこちらです。

● 配信のネタやノウハウを教えてもらえる
● ライブ配信を通じて仲間ができる
● 公式ライバーの審査に通りやすくなる
● 企業案件をもらうことができる
● 配信サポートやトラブル対応をしてもらえる

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

配信のネタやノウハウを教えてもらえる

ライバー事務所に所属すると、配信のネタやノウハウを教えてもらうことができます。
ライブ配信を失敗せず、上手くやっていく方法は、事務所に所属しないと教えてもらえません。

ネットやSNSで、ライブ配信のコツを調べる必要がある

しかし、そういった事をしなくても、ライバー事務所ではライブ配信のノウハウを教えてもらうことが出来ます。
ライバー事務所に所属することで、今まで知らなかったノウハウを得ることができます

ライブ配信を通じて仲間ができる

ライバー事務所に所属すると、ライバー仲間が増えて、トップライバーと知り合えるかもしれません。
トップライバーと同じ事務所に入ることで、ライバー同士の交友関係を持つことができるので、その中で事務所のトップライバーとも会える可能性は広がります。
事務所に所属することで、ライバー仲間同士、配信でコラボしたり、イベントを開いたりすることもできるでしょう。
ライバー事務所に入ることで、切磋琢磨できる環境があり、同じ仲間とライブ配信を行うこともできます。

公式ライバーの審査に通りやすくなる

ライバー事務所に所属していると、公式ライバーの審査に通りやすくなります。
公式ライバーになると、

ライブ配信で注目される
還元率や報酬が上がる
イベントに出演できる

といったメリットがあります。
事務所に所属することで、公式ライバーになれるチャンスがあります。
人気ライバーになりたいと考えている方は、ライバー事務所に所属して公式ライバーを目指しましょう。

企業案件をもらうことができる

ライバー事務所に入ることで、企業案件をもらうことができます。
ライバー事務所によっては、有名人とコラボできる可能性があります。
ライバー事務所に所属していないフリーライバーでは、こういったコラボなどのイベントは難しいです。
規模の大きい事務所であれば、ライブ配信以外のジャンルでも活躍できる可能性があります。
ライブ配信以外に明確な夢があるなど、挑戦をしたいことがある方は、ライバー事務所に所属しましょう。

配信のサポートやトラブル対応をしてもらえる

ライバー事務所に所属すると、配信のサポートやトラブル対応を受けられます。
事務所に所属することで、配信機材や配信用のスタジオを貸し出してもらえたりします。リスナーや何かしらのトラブルが発生した際も、マネージャーや事務所が対応してくれます。
ライバーの安心材料となる。

デメリット

ライバー事務所のデメリット

● 事務所によってはノルマや配信内容の決まりがある
● ライバーに不利な契約を結ぶ事務所がある
● 報酬の一部を事務所に払わないといけない

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

事務所によってはノルマや配信内容に決まりがある

事務所によっては、ノルマや配信内容が決められたり、自由に出来ない場合があります。

配信時間が決まっている

特定のジャンルしか配信できない

など、自分のやりたいように出来ない可能性があります。
しかし、ライバー事務所によってはノルマがないところもあります。

ライバーに不利な契約を結ぶ事務所がある

悪質な事務所の場合、ライバーに不利な契約を結ばされる可能性があるので注意が必要です。
悪質なライバー事務所であると、契約の際にライバー側に不利な内容を提示することがあるので、きちんと話を聞き内容を確認しましょう。
契約解除する際に、事務所とトラブルになってしまう可能性もあるので、契約する際は契約内容の確認は必ず必要です。
良いと言われるライバー事務所であっても、契約条件をしっかり確認しないと、思っていたのと違ったなど、後でトラブルの原因になってしまうので注意しましょう。
契約を結ぶ際は、自分にとって不利な内容ではないかきちんと確認しましょう。

報酬の一部を事務所に払わないといけない

報酬の一部を、事務所に支払わないといけないことがあります。
ライバー事務所に所属すると、ライブ配信で得た利益の一部を事務所によっては引かれてしまう場合があります。
引かれる割合などは、ライバー事務所によって異なるため、事前の確認は必ず必要です。
しかし、ライバー事務所に所属することで手厚いサポートを受けることが可能ですので、個人で活動するよりも、色々なノウハウを得て、トップライバーを目指すことが出来ます。
メリット、デメリットそれぞれを見極めて自分に合う方法が見つかるといいですね!

ポコチャで警告文が出てびっくり?!安全に楽しむためには

ポコチャを利用していると突然警告文が出てきて驚いたことがありませんか?
ここでは、どういった場合にどんな警告文が出るのか?また安全にポコチャを楽しむための知っておきたい通報方について見ていきましょう。

・どんな警告文が出る?
・どんなことがNG?
・通報を受けて警告文が出ることがある
・自分が通報する必要があるときは

どんな警告文が出る?

ポコチャの警告文は以下のようなものがあり、それらに応じてペナルティを課されます。

①通知画面に警告文が表示される場合

警告文 ペナルティ
あなたの配信内容について規約違反を確認しました。 機能制限(1日)
プロフィールに他者の権利を侵害する可能性のある投稿が確認された プロフィール非表示

②配信中にコメント欄に警告文が表示される場合

警告文 ペナルティ
他者の権利を侵害している可能性のある配信です 配信停止/機能停止
ポコチャで無言・放置配信は強制停止の対象となります 配信停止
ポコチャではアダルト配信は強制停止の対象となります 配信停止

ポコチャでルール違反をしてしまった場合、具体的な内容は知らされず上記の警告文が表示されるだけなので、思い当たることはすみやかに中止して対応する必要があります。
もしこれらの警告文に従わなければ、強制退会となることがあるので注意しましょう。

どんなことがNG?

「無言・放置配信」や「アダルト配信」などは分かりやすいですが、上記にある警告文が出てもなにの違反にあたるのか分からなければ、対応のしようがありませんよね。ほかにはどのような行為がNGとなるのか具体的に見ていきましょう。

①誹謗中傷

これはライブ配信にかかわらずあらゆる場面で言えることですが、他人を意図的に傷付ける内容や明らかに差別となるような内容、配信を荒らしていると認識される行為などはペナルティの対象となります。

②個人情報の流出

ライバーとリスナーが仲良くなり、配信上で個人情報をやり取りするようなことがある場合にも警告文が表示されます。いくら仲良くなったとしても個人情報を教え合うことは後にトラブルに発展することがあり、絶対におすすめできません。また、第三者の個人情報を流すことも言うまでもなくNGです。

③著作権の侵害

気付きにくく意外と多いのが著作権の侵害です。なかでも多いのがライブ配信中にYouTubeやTikTokなど他のSNSの動画を流してしまうケースです。また、許可なく音楽配信をする場合も著作権の侵害にあたります。

④法律や倫理に反するもの

未成年の喫煙・飲酒や車を運転中のながら配信、そのほか明らかに迷惑となる行為など、法律や倫理に反する内容も警告文が出る対象となります。

通報を受けて警告文が出ることがある

ポコチャには違反行為をしているユーザーを他のユーザーが通報して運営側に知らせるシステムがあります。通報を受けると運営側によるパトロールが開始され、ルール違反と見なされた場合に警告文が出されます。まれに単なる荒らしやアンチによる無意味な通報行為がありますが、そういった通報では警告文は出ないので安心してくださいね。

自分が通報する必要があるときは

自分が配信、視聴中に明らかなルール違反を行うユーザーを発見した場合は、運営に通報することでライブ配信の場を快適に保つことも大切です。
対象のユーザーのプロフィール画面を開き→右上の「…」というマークをタップ→「通報」を選択→通報理由の選択→詳細の入力をすることで、通報することができます。
「…」マークをタップすると「ブロック」を選択することもでき、危険なユーザーとの関わりを絶つこともできるので、覚えておいてくださいね。

ポコチャではすべてのユーザーが安心してライブ配信を楽しむことができるように、適宜警告文を出しペナルティを課すことで安全を守っています。悪質なものに限らず知らず知らずのうちにルールを破ってしまった場合も、慌てずどこが規約違反になってしまったのか冷静に分析してみましょう。また、不適切な行いのユーザーに対してときには勇気を持って通報する姿勢も大切です。心地よくライブ配信を楽しんでくださいね

ライバー事務所に入るデメリットはある?

トップライバーを目指すなら、ライバー活動におけるすべてのことを自分1人でこなそうとするのは正直大変です。配信の工夫、自己プロデュース、時間管理、そのほかいろいろな雑務など…。それらの悩みに寄り添い解決してくれ、仲間もできる。ライバー事務所に入ると受け取ることができるメリットはたくさんあります。そんな良いこと尽くしに思える事務所への所属について、デメリットはどんなものがあるのか気になる人も多いですよね。ここでは、ライバー事務所に所属することのデメリットについてご紹介します。

・自分の思った通りに活動できない?
・マネジメント料と収入のバランスが悪い?
・ノルマがしんどい?
・契約内容によってはトラブルも

自分の思った通りに活動できない?

ライバー事務所に所属すると、あなたがよりライバーとして人気が出るように事務所がプロデュースしてくれます。そのため、ときにはあなたの意向とは違った方向性で活動するよう指示されることがあるかもしれません。「こんなことをしたくてライバーになったわけじゃないのに…」と、ライブ配信そのものが辛くなってしまってはモチベーションも下がってしまいますよね。もちろん、事務所側はあなたの魅力を引き出すために提案しているのですが、あまりにも自分と合わないことを求められるならば、事務所に所属することはデメリットといえます。

マネジメント料と収入のバランスが悪い?

先述したプロデュースも含め、事務所はライバーがより快適に活動できるようにさまざまなサポート体制を準備しています。そのため、ライバーが投げ銭などで得た収入の何パーセントかは事務所に差し引かれることになります。せっかくライブ配信でたくさん稼いだにもかかわらず全額自分のものにならないならば…と、事務所に所属することをためらう人は多くいるようです。しかし、事務所に所属することでライバーとしての質も上がり収入アップを狙えるので、マネジメント料を引かれること自体はデメリットではありません。重要なのは、引かれるマネジメント料と得る収入のバランスが合っているかどうか。高いマネジメント料のわりに、まったく稼ぐことができないのであれば事務所に所属し続けることを考え直す必要があると思います。

ノルマがしんどい?

人気ライバーになるためには誰でも、ある程度の配信時間を確保する必要があります。そのためライバー事務所によっては、配信時間のノルマを課すことがあります。また、「月にこのくらいは稼いでくださいね」という達成金額のノルマを課すところも。ノルマがあるとやる気が出る!と意欲的になれる人は問題ありませんし、トップライバーになるために目標を立てることは重要です。しかし、ノルマが厳しすぎて身体を壊してしまっては元も子もありませんよね。事務所に所属するならば、その事務所が課しているノルマはどういったものかしっかり確認しておきましょう。自分のペースでコツコツやっていきたいと考えている人はフリーで活動するか、もしくはノルマのない事務所選びをすることもポイントです。

契約内容によってはトラブルも

事務所との契約内容でよくあるトラブルとして「事務所を通さない他のライバー活動を禁止される」「ノルマを達成できなかった場合の罰金」「事務所を辞める際にかかる違約金」などがあります。なかには、事務所を辞めた後であってもライバー活動をすることやその他の芸能活動を全面禁止とする事務所もあります。ライバー事務所によっては残念ながら悪質なところもあり、あきらかにライバーにとって不利な契約内容を提示してくる場合もあるのが事実です。悪質な事務所でなくても、自身の確認不足で契約内容を後から知って大変な思いをすることもあり得ます。ライバー事務所に入るときは、契約内容で少しでも疑問に感じたことは質問し納得してから所属することを決めましょう。

以上、ライバー事務所に所属するデメリットをご紹介しました。もちろん、事務所に所属することでライバーが受け取れるメリットはたくさんあります。しかし、事務所に所属することで「しんどい」「続けるのが辛い」と感じてしまうのであれば、フリーで活動する道も考えてみてください。自分に合った方法で充実したライバー活動を実現させてくださいね。

未成年によるライブ配信の問題点は?

ライバーになるには何か特別なスキルや資格が必要なわけではありません。その手軽さから未成年でも人気ライバーとして活躍している人がたくさんいます。しかし、未成年が利用することにはさまざまな制約や気を付けておくべきことがあります。また、未成年がリスナーになることについても、本人だけではなく周囲の大人にも知っておいてほしいことがあります。ここでは、未成年のライブ配信事情やその問題点についていくつかご紹介します。

・ライブ配信には年齢制限がある?
・そもそも校則違反にならないか
・学校での配信で気を付けておくこと
・未成年による課金は注意が必要

ライブ配信には年齢制限がある?

 ライバーにはなにか特別なスキルや資格は必要なく、誰でも気軽に活動を始めることができます。ただし、アプリによって配信に関する年齢に制限を設けています。主なアプリの配信年齢の制限は以下の通りです。

①17LIVE(ワンセブンライブ)

18歳未満…5:00~22:00(※22:00~翌5:00は配信不可)
18歳以上…配信時間に制限なし
参照:「17LIVEアプリ利用規約」
https://jp.17.live/term-of-use/

②Pococha(ポコチャ)

18歳未満…利用不可
※18歳以上が同伴でも配信者のメインが18歳未満である場合、配信停止になることも。
18歳…5:00~22:00(※22:00~翌5:00は配信不可)
19歳以上…配信時間に制限なし
参照:「Pococha(ポコチャ)公式「18歳未満の利用年齢制限の導入について」」
https://report.pococha.com/n/n8722bc5377c4?gs=1c2ffa5be026

③SHOW ROOM(ショールーム)

利用規約にはとくに年齢制限の明記なし
ただし実際は、18歳未満は5:00~22:00(※22:00~翌5:00は配信不可)という情報も。
参照:「SHOWROOM 会員規約」
https://www.showroom-live.com/s/terms

④ツイキャス

利用規約にはとくに年齢制限の明記なし
ただし、13歳未満はアカウント登録の申請が承諾されないことがある。
参照:「ツイキャス利用規約」
https://twitcasting.tv/indexlicense.php

アプリによって年齢制限の明記があるものとないものとがあります。日本の労働基準法において18歳未満の年少者は22:00~5:00までの労働が禁止されているため、これに基づいてライブ配信の時間帯と年齢が考慮されているようです。ただし、「ライブ配信」=「労働」と捉えるかどうかの概念が明確ではないので、曖昧な領域ともいえます。

そもそも校則違反にならないか

 未成年の学生がライブ配信する際は、そもそも学校の規則に違反しないかどうかの確認をしておきましょう。学校によってはアルバイトなど給料が発生するような業務や芸能活動を禁止しているところがあります。ライバーはたくさんいるので「簡単にはバレないだろう」と考えている人も多いでしょう。しかし、不特定多数に視聴されるライブ配信は誰がいつどこで見ているのか分かりません。遊び感覚で始めることができるライバーですから、ルールの意識を高くもつことは難しいかもしれませんが、守るべきことはきちんと守ってくださいね。

学校での配信で気を付けておくこと

 上記のような校則違反にあたらず、堂々と学校の休憩中であったり、中には授業の様子であったりをライブ配信する未成年ライバーも増えています。本人は悪気がなくても、他の学生や先生が映り込んでしまったり教室などの風景から学校名を特定されてしまったりすることがあります。これは周囲に迷惑をかけることにもなりますし、ストーカー行為にもつながりかねないので非常に危険です。学校でのライブ配信は学生ならではで、ファンにとってはライバーの日常が垣間見える興味深い配信内容ではあります。しかし、トラブルを防ぐためにも学校名や個人が特定されないよう、十分に配慮しておいてください。

未成年による課金は注意が必要

 ライブ配信の醍醐味「投げ銭」ですが、未成年による異常な高額な投げ銭は世界中で問題視されています。たとえば、ある小学生は親のクレジットカードを使用して約30万円、ある高校生は約500万円の投げ銭を投じるなど、エンターテイメントを楽しむ範疇とは言い難いようなケースも報告されています。コロナ禍で学校が休校となり、人と接する機会が減ったことでライバーにのめり込む未成年も少なくありません。未成年による課金はほとんどが親のお金を使用していることでしょう。周囲の大人は、現在の子どもたちが異常なほど高額な投げ銭を必要としてしまう心理面にも留意して、過剰な課金に至らないよう見守っていくことが課題となります。

 ほかにも未成年によるライブ配信をめぐる問題点はさまざまあり、今後も未成年利用者が増加するにつれて潜在的な課題も見えてくるでしょう。発育に悪影響のない範囲でライブ配信を利用していくためには、本人はもちろん親を含めた周りの大人たちの理解も必要不可欠です。コロナ禍で急速に発展した新しいコミュニケーションの手段でもあるライブ配信。良い方向に可能性を広げていけるようにしたいものです。

配信内容にタブーはある?

あなたがライバーならどんな内容の配信にしますか?歌やダンス、料理をしながらのライブ配信など、自分の得意を自由に披露することができるライバー。しかし、トラブルを防ぐために絶対NGな内容や避けておいたほうが良い配信内容もあります。ここでは、そんな知っておくべき配信内容のタブーについてご紹介します。

・ながら配信
・誹謗中傷する
・セクハラやモラハラ発言
・宗教・政治・思想系

ながら配信

 「ながら配信」とは、○○しながらライブ配信すること。○○に入るのが料理だったりゲームだったりするとなんの問題もないのですが、やってはいけない内容もあります。たとえば、運転しながらの配信は絶対NG!移動中の隙間時間を有効に使おうと、運転中に配信を考えるライバーもいますが、これはれっきとした厳罰化の対象です。大事故につながって取り返しのつかない事態に及ぶ危険性は言うまでもありません。また、配信中の飲酒もライブ配信アプリによっては配信停止になる違反事項です。飲み物の中身まで監視することは無理なのでグレーな部分ではあるのですが、飲酒配信もやめておきましょう。さらにオススメできないのが、すこし前に注目を集めた寝落ち配信。配信中に寝てしまい、数時間もの間ネット上に寝顔をさらし続けたライバーが話題となりました。しかしこの寝落ち配信をルール違反としてアカウント停止とするアプリもあります。ライバーが寝ていてもリスナーがコメント欄で盛り上がっていると問題視しない場合がありますが、オススメできない配信内容です。

誹謗中傷する

 リスナーからライバーに向けた誹謗中傷ももちろんいけませんが、ライバーが誰かに対して悪口を言うこともご法度です。たとえ悪気はなくその場にいない人のことであっても、あなたの話す内容が誹謗中傷ととらえられたならば、リスナーは不快に感じ通報することもあり得ます。また、配信はどこの誰が見ているのか分からないもの。誹謗中傷している相手やその関係者が視聴しているわけがないとは言い切れません。ネット上の誹謗中傷をめぐる問題はニュースなどでもよく報道され、公然で悪口を言う人に対する世間の風当たりは強いです。ライバーも自分の言葉が影響力を持つということを意識して配信内容には気を付けてくださいね。

セクハラやモラハラ発言

 上記の誹謗中傷と通じることではありますが、誹謗中傷よりもより悪気なく発言してしまいがちなのがセクハラやモラハラにあたる内容です。たとえば、旦那のことを「男のくせに○○できない」などと言ってしまうことも受け取り側によってはセクハラになってしまいます。また、モラハラに関してはたとえば、「学歴がないくせに」やその逆の「学歴はあるくせに」などと言ってしまうことも避けたほうが良いでしょう。「そんなことを言っていたらなにも話せなくなってしまう!」と感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、ライブ配信は、仲の良い友人同士の会話ではなくたくさんの人に視聴されるネット上の発言です。誰かをいじったり少しからかったりする程度のことでも、「もしかすると傷付く人はいるかな?」という意識を持っておくことが大切です。

宗教・政治・思想系

 宗教や政治、思想系の話題は、リスナーによっては強い信念をもっている人もいるので、ついヒートアップしてしまうことがありおすすめできません。しかも、あなたと異なる考えを持つリスナーからすると、あなた自身が攻撃の対象になってしまう恐れもあります。また、そういったことにまったく興味のない他のリスナーは取り残されてしまい、せっかく付いたファンが離れてしまうことも。雑談の延長で時事問題に触れる機会もあるでしょう。そういった場合は、中立な立場で配信するように心がけておいてください。

 ライバーの配信内容は基本的に自由だといっても、タブーとは知らずに配信してしまったり悪気はなくても知らない間にだれかの地雷を踏んでしまったりすることがあります。そんなトラブルを未然に防ぐために少しでも日ごろから言動には気を遣っておく必要があるでしょう。あまりに考えすぎてなにも話せなくなってしまうことはいけませんが、最低限のモラルを持って配信を楽しんでいきましょう。

配信時の楽曲使用に注意!著作権違反にならないためには?

ライブ配信で雰囲気を出すためにBGMを流したり得意のカラオケを配信したり、ライバーならば音楽を上手に利用してリスナーを喜ばせたいと考える人も多いですよね。しかし、他の人が作った音楽を自分のライブ配信に使用するには注意が必要です。他人の音楽を使用するには守らなければならない著作権のルールがあります。音楽を使ってライブ配信を適切に楽しむためにはどんなことに気を付けておかなければならないでしょうか。

・著作権とは?
・配信時に注意したい著作権違反行為
・オリジナル曲や著作権フリー曲を使用しよう
・JASRACに申請して使用許可をとろう

著作権とは?

 小説や音楽、絵画などの作品を創作した人(著作者)が持っている権利を著作権といいます。著作者以外の人が何らかの目的でその作品を利用する際は、あらかじめ著作者に利用してよいかどうか許可を取ることが必要です。著作権は、著作者がその利用を承諾したり、禁止したりできる権利というわけです。

配信時に注意したい著作権違反行為

①雑談のBGⅯとして

雑談配信する際に、BGMとして音楽を流そうと考える人は多いでしょう。しかし、家にあるCDやネットで取ってきた音楽を勝手に配信すると著作権違反になってしまいます。

②カラオケアプリの使用

カラオケ配信も人気がありますが、音源を提供しているカラオケアプリを用いて歌を配信してしまうと著作権違反になります。カラオケアプリを運営している側が著作権を持っていたり利用許可を取っていたりする場合が多く、ライバーが配信に利用して良いわけではありません。

③ワンフレーズを勝手に使う

「これくらいなら大丈夫だろう」と曲のワンフレーズを効果音のように使う人もいますが、こちらも同様です。たとえ数秒であろうと勝手にどこかから取ってきた音楽を利用すると著作権違反として訴えられてしまうことがあります。

④ほかの人が配信していたから大丈夫と思い込む

ほかのライバーが使用していた楽曲を自分も使って大丈夫だと思い込むことは危険です。そのライバーが著作権違反を犯している場合がありますし、著作権違反にならないよう自身できちんと申請して適切に楽曲を使用しているかもしれません。ほかの人が使用している音楽だからといって自分も使用していいわけではないことは覚えておいてください。

オリジナル曲や著作権フリー曲を使用しよう

 「それじゃあ使える音楽がなくなってしまう!」と考える人も多いですよね。著作権をめぐるトラブルを避けるならば、基本的には自作したオリジナル曲や著作権のない曲を使用することになります。ライブ配信アプリEVERY.LIVEでは「楽曲や音源を利用する場合には著作権フリーのものか、ご自身で作曲したものをご利用いただくようお願いします。もし配信内で違反行為を確認できた場合には配信停止等をさせていただく場合がありますので予めご了承ください」と注意を呼びかけています。
参照:「楽曲利用に関するご注意」
https://everylive.jp/assets/terms/music_use.pdf

JASRACに申請して使用許可をとろう

 しかしやっぱり自分のお気に入りのアーティストの曲や思い入れのある好きな曲を配信に使いたいものですよね。そんなときはJASRAC(日本音楽著作権協会)に利用許可をとる必要があります。JASRACとは、作詞者・作曲者・音楽出版社などの著作者に代わって著作権の管理などをしている非営利団体です。このJASRACにきちんと申請し利用許可を取った音楽であれば、ライブ配信時も好きに使用することができます。また、ライブ配信アプリによっては、JASRACへの楽曲使用申請を簡単に行えるよう申請フォームをあらかじめ作ってくれているものもあります。利用しているライブ配信アプリにそのようなフォームがあるのか確認してみましょう。
参照:「JASRAC一般社団法人日本音楽著作権協会HP」
https://www.jasrac.or.jp/index.html

 ライブ配信を盛り上げるために音楽は有効なアイテムになります。しかし、その使用には著作権への理解が必要不可欠です。知らずに勝手に楽曲を使用してしまうと、法的に違反してしまうことにもなります。ワンランク上の配信を目指すなら、音楽を上手に取り入れることは非常に有効です。そのためにもルールを守って、楽しい配信を目指しましょう。

ライバーが気を付けておかなければならない個人情報のこと

自宅で手軽に始めることができるライバーですが、うっかり個人情報がリスナーに伝わってしまい、のちにトラブルになる危険性があります。ライバーの大きな魅力である生配信では、一度流れた情報は修正できません。安心してライバー活動を行うために、知っておくべき個人情報の扱い方についてご紹介します。

・ライブ配信中に映り込む危険性のある個人情報
・ストーカー被害の原因はSNSにアップした写真
・顔見知りのリスナーにも注意は必要
・ライバー事務所に入ると安心?

ライブ配信中に映り込む危険性のある個人情報

 ライバーは生配信で映り込んでしまうかもしれない情報には十分気を付けておかなければなりません。例えば、会社や学校関連の資料、広告など住んでいる地域が断定されやすいもの、窓から見える風景や近くの商店街の音楽など、うっかり配信中に映り込んでしまうことのないようにしてください。「そんなことまで?」と驚く方もいるかもしれませんが、リスナーの中には些細な情報をもとにライバーの個人情報を特定し、実際に自宅に押しかけるなどストーカー行為に発展する危険もあります。「ファンはまだ少ないから」という油断も禁物です。誰もが気軽に利用できるライブ配信だからこそ、どこの誰が見ているのか分からないデメリットもあります。自由に配信できる一方で、自分で個人情報はしっかり守る意識が重要です。

ストーカー被害の原因はSNSにアップした写真

 「そんなことまで?」と思うような方法で、個人情報を特定されてしまったケースも報告されています。2019年にはアイドル活動をしている女性が、SNSにアップした顔写真の瞳に映っていた景色をもとに最寄り駅を特定され、わいせつ行為の被害を受けてしまったということがありました。この女性は、SNSに自宅で撮影した動画もあげていたのですが、その窓の位置などをもとに、犯人は女性の住んでいるマンションまで特定していたというから驚きです。この事件からも、ライブ配信において「個人情報は保護しすぎてもしすぎることはない」ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

顔見知りのリスナーにも注意は必要

ライバー活動の宣伝のために、つい身近な顔見知りの人にまでライブ配信をしていると話してしまうことはあるでしょう。応援してくれる人が増えることは良いことではありますが、配信中に盛り上がって知人であるリスナーがあなたの個人情報をうっかりコメント欄で漏らしてしまうことのないよう、注意を促しておくことは必要かもしれません。あれもこれも気にしていてはライブ配信を楽しめないことになってしまいますが、リアルで顔見知りの人に対して自分のライバーアカウントを教える際には少しこのことを心に留めておいてください。

ライバー事務所に所属すると安心?

ライバーにとって個人情報漏えいがいかに重大なことなのかお伝えしました。1人で「これはセーフかな?危険かな?」と模索しながらライブ配信をしていくことは大変なことでもあります。そういったことが不安な人は、ライバー事務所に所属することもおすすめです。事務所に所属すると、担当マネージャーや先輩ライバーからアドバイスやサポートを受けることができます。さらに、事務所によっては顧問弁護士が付いているところもあるので、配信におけるさまざまなトラブルから守ってくれ心強いでしょう。1人でライバー活動することが心細いと感じている方は、ライバー事務所に所属することを検討してみてくださいね。

スマホ一つで簡単に配信できるライバーですが、そこに潜んでいる個人情報に関する危険性についてもきちんと理解しておくことが大切です。ライブ配信の際に少し気を付けておくだけで未然にトラブルを防げることがあります。ライブ配信とは本来は楽しいもの。安全に楽しくライバー活動をしていきましょう。

ママライバーになるデメリットはある?

 時間や場所に縛られず自由度の高いライバーは育児や家事に多忙な主婦の間でも人気を集め、始める人が増えています。このようにママライバーのメリットに焦点が当たりやすいですが、もちろんママライバーになるデメリットもあります。あらかじめデメリットを理解しておくことで始めたときのギャップも少なくなるはず。ここでは、魅力ある働き方で注目を集めるママライバーの、デメリットの部分についてご紹介します。

・独身ライバーよりもファンは付きにくい?
・個人情報漏えいは自分だけの問題ではない
・夫婦喧嘩の原因になることも

独身ライバーよりもファンは付きにくい?

 とくに女性ライバーにおいて、疑似恋愛の対象となるようなライバーがリスナーの評価も高くなりがちです。実際、ファン欲しさに既婚や子持ちであることを隠してライバー活動する人もいるほど。しかし、このような嘘をついたままライバー活動を続けていくことは精神衛生上おすすめできません。ライバーはリスナーとのリアルタイムのコミュニケーションがメインですから、ふとしたことから偽造していることが発覚してしまうとリスナーの信頼も無くなってしまいます。ママライバー特有の母性や安心感、子育てに関する苦労や悩みなどをそのままのあなたで配信することで、応援してくれるリスナーを見つけていきましょう。

個人情報漏えいは自分だけの問題ではない

 ママに限らずライバー活動していると、まれではありますがストーカー行為をするようなリスナーと遭遇してしまうことも残念ながらあります。ママライバーをする上でのリスクは、個人が特定された際に子どもの個人情報まで晒されてしまう危険性があることです。ファン獲得のためにライブ配信アプリ以外のSNSを有効活用することは効果的ではありますが、InstagramやTwitterなどに個人や住所が分かるようなものをアップすることのないよう気を付けておくことが重要です。また、仲良くなったからといってリスナーに極めて個人的なことを漏らしてしまうのも厳禁です。ライバー活動のあらゆる発信において、仕事とプライベートの線引きをして、自分自身と家族を守りましょう。

夫婦喧嘩の原因になることも

 ママライバーとして活躍している人が増えているのは確かです。しかし、ライバーそのものを知らない人にとってはスマホで何をしているのか理解されづらい職業でもあります。手軽に始められる分、旦那には内緒でお小遣い稼ぎから始めようと考える人も多いですが、夫婦喧嘩の原因とならないようあらかじめパートナーに理解を求めておきましょう。ライバーは配信のほかにも、自己PRやイベントの告知などスマホに接する機会が多くなりがちです。近くにいる家族をないがしろにしてしまうことのないよう気を付けておきたいものです。秘密にせずにむしろ応援してもらえることで、ママライバーの活力にもなります。活動に関して夫婦間で話し合っておくことは大切です。

 ママライバーになるデメリットについて、「なんだそんなことか」と思うようなものばかりだったかもしれません。しかし、一見当たり前のようなことほど見落としてしまいがちになってはいないでしょうか。ママライバーは先述したように自由度が高く収入にも上限のない魅力のある働き方です。同時に今一度、ママライバーならではのデメリットを見直してしっかりと対策をとっておきましょう。

ライバーのスカウトが来たら

SNSに顔写真やライバー活動に関する情報を載せていて、ライブ配信会社やライバー事務所からのスカウトが来たことはありませんか?SNSのフォロワー数が多かったり容姿が良かったりすると、「ウチの所属ライバーになりませんか?」というお誘いが来ることがあります。ライバーとして有名になって頑張っていこうと思っている人にとっては嬉しいお話でもありますが、容易に契約してしまうと後で大変な目に合う恐れがあります。あなたがそうならないために知っておいてほしい情報があります。

・TwitterやInstagramのDMを用いたスカウトは多い
・偽スカウトご注意を!
・ライバー事務所代表の“ゆうこす”さんに来るスカウト

TwitterやInstagramのDMを用いたスカウトは多い

スカウトの手段としてよく使われるのがTwitterやInstagramのDM(ダイレクトメール)です。TwitterとInstagramは顔写真を載せている利用者が多く、その人がどんなことに興味や関心があるのかといった情報も入手しやすいです。そのため、ライバーの原石を発掘しやすいと考えられています。主にフォロワー数が多かったりRT(リツイート)数が多かったりすると、スカウトがきやすくなります。スカウトは、どこかのライバー事務所かあるいは公式のライブ配信会社から来ることが多いです。きちんとした公式のライブ配信会社であるのか、しっかりサポートしてくれるライバー事務所であるのか、ネットでその評判などを検索して調べてみましょう。

偽スカウトにご注意を!

残念ながら、スカウトに見せかけて違う目的で連絡がくるといった場合もあります。

①公式と名乗っているが実は詐欺
有名な公式の配信会社や事務所のふりをしてライバーを騙そうとする悪質なものがあります。所属してライブ配信したにもかかわらず、給与や売上金が支払われなかったという詐欺被害が発生したことも報告されています。

②事務所そのものが悪質
本物のライバー事務所であっても、他の事務所と比べてかなり悪条件であったりノルマが厳しすぎたりというケースがあります。ライバー事務所はたくさんあるので迷うと思いますが、スカウトが来たからといって早急に決めるのは禁物です。複数の事務所の条件を比較しておくことが重要です。

③実は異なるビジネスの勧誘
ライバーのスカウトかと思いきや、話が進むにつれ異なるビジネスの勧誘であったというケースもあります。ライバーの夢を追いかけるあなたの心の隙につけ込んで、高額な教材やグッズを売りつけるセールスである危険性もあります。

ライバー事務所代表の“ゆうこす”さんに来るスカウト

“ゆうこす”こと菅本裕子さんは、ライバーに関する情報を発信しながらライバー事務所「321」の代表を務める実業家です。しかし、いまなおライバー事務所を名乗る相手からスカウトが来ることを自身のTwitterでつぶやいています。「こんだけ321の事発信してるのに、ライバー事務所に入りませんか?!って勧誘DMめっちゃ来る」「怖いし、せめて勧誘するくらいならプロフ見てよ~~」と本人も呆れ気味のご様子。ゆうこすさんの例から、ライバースカウトの中にはいい加減なものが含まれているということがよく分かりますね。
出展:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202011010001272.html

とはいえ、本当にあなたの才能を見抜いたライブ配信会社やライバー事務所からオファーがくるということも実際にあり得ます。真摯で誠実なところからのスカウトであれば、ZOOMやLINEなど顔の見えるSNSを用いて、担当者からきちんとスカウトに関しての説明があるはずです。スカウトが来ると舞い上がってしまい、つい相手の言いなりに教えてはいけない個人情報を伝えてしまう危険性もあります。そういったことのないよう、一旦冷静になって相手の真意を見極めることを心掛けておきましょう。

親子でライブ配信をする注意点とは

最近では親子で動画配信をして、ものすごい数の再生回数を獲得しているYouTuberをよく見かけるようになりました。もしあなたが親子配信に興味があるならば、「HIMAWARIちゃんねる」や「なーちゃんねる(Naaachannel)」などの人気親子YouTuberの名前を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。それに倣って、ママライバーのなかには親子でライブ配信をしてリスナーの数を増やしていこうと考えている人もいるでしょう。しかし、ライブ配信で子どもを出演させることには、YouTube以上に気を付けておかなければならないことがあります。

・ライブ配信は編集ができない
・子どもの心を守るために

ライブ配信は編集ができない

それは、ライブ配信ならではの編集をすることができない特性にあります。テレビの生放送と同様でライブ配信においては、配信中に個人やその人の住所などを特定できるようなものが映り込んでしまっても、あとから修正することはできません。また、子どもの顔出しをすれば画像検索で簡単に個人が特定されてしまうこともあります。そこから近所や通っている学校まで調べられる危険性もあります。ライバーネームで活動しているから大丈夫、本名は公開していないから心配はいらない、と安易に考えることは非常に危険です。
また、リスナーはコメント欄で直接すぐにライバーとやり取りができるため、子ども自らリスナーに教えてはいけない個人情報を漏らしてしまう可能性もあります。子どもの年齢にもよりますが、突発的に配慮に欠いた発言をしてしまい、お友達やその家族にまで迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。また、何かの著作権を侵害するような行為に相当してしまう場面も考えられます。子どもだけに限りませんが、ライブ配信においては特に、本人としては悪気がない発言がリスクをはらんでいるかもしれないという意識が大切です。

子どもの心を守るために

ライブ配信で子どもを出演させたい、どうしても親子配信がしたいというならば、楽しさや手軽さだけでなく、それに伴うリスクについても充分に理解しておく必要があります。どんなSNSであっても不愉快なコメントをしてくる人を見かけることはあります。残念ながら、リスナーの中にも心ない発言をする人が一定数いるのは確かです。悪口や誹謗中傷などの理不尽なアンチコメントに対して、子どもが深く傷ついてしまう可能性もあります。
また、そういった場面に遭遇したことがある人は感じたことがあると思いますが、コメント欄が荒れている配信はなんとなく雰囲気が悪くなってしまいます。その結果、他のリスナーまで去ってしまうこともあります。子どもが悪いわけではないのにせっかく好意的に見てくれている人たちまで離れていってしまうと、「自分のせいかな…」「面白くないから悪口を言われたのかな…」などと、疎外感を感じてしまうこともあるかもしれません。
過度に子どもを怖がらせておくことが良いわけではありませんが、子ども達にはしっかりとライブ配信のリスクを伝えておくことが重要です。ライブ配信アプリによっては、アンチコメントをしてくるユーザーをブロックする機能も付いています。もしも子どもが傷つけられていると感じたならば、すぐにそのユーザーをブロックして子どもを守りましょう。

このように、子どもと一緒に配信するには一人で行うよりもずっといろいろなことに気を使っておくことが重要になります。さまざまなことを考慮すると、まだ分別のつかない年齢の子どもにライブ配信させることをおすすめはできません。しかし、親としては子どもの「やりたい」という気持ちを尊重したい気持ちもあるでしょう。そのためには、生配信の最中に映り込んでしまうかもしれない情報やプライバシーに関すること、著作権、匿名性に関する発言、誹謗中傷に関するさまざまなことを親がしっかりと理解し、管理しなければなりません。今や、YouTubeやライバーのお仕事は、子ども達の「なりたい職業」として人気を集めており憧れでもあります。楽しみつつ時には「ダメなものはダメ」だとしっかりと伝えて、安全にライバー体験をすることを第一に考えておきましょう。