スマホ1つさえあれば場所にも時間にも縛られずに始められるライバー。コロナ禍で家にいる時間が長くなったことで始める人も増えました。「副業はNGだけど内緒ではじめたい!」という人も多いのではないでしょうか。気軽に始められる副業ライバーですが、知っておいてほしい注意点もあります。ここでは、副業が本業の会社にバレてしまう4つの可能性についてご紹介します。
・住民税でバレる
・年末調整でバレる
・副業収入が多いと社会保険でも…
・顔バレや声バレも…
住民税の額でバレる
住民税とは、教育や福祉、ごみ処理など地方自治体が提供する公共サービスを受け取るために納めなければならない税金です。自治体は給与額が一番多い会社に住民税の支払額を報告し、その報告をもとに会社は住民税を差し引いて給与額を計算することになります。ライバーの副業収入があると住民税も高く報告されるため、会社側は今まで計算していた住民税との差額に気付いてしまうかも。住民税を、会社を通してではなく自分で支払う「普通徴収」を利用して副業発覚を回避していた人もいます。しかし最近では、普通徴収による手続きを認めない会社も増えているので注意が必要です。
年末調整でバレる
12月の給料で戻ってくる年末調整でも副業がバレる可能性があります。副業ライバーは、年末調整に関する提出書類(給与所得者の基礎控除申告書)に、会社の給与以外で得た収入の合計を記入する必要があります。会社に直接提出しなければならないので、バレるリスクが高いです。
副業で収入が多いと社会保険でも…
社会保険とは、怪我や病気、高齢化などの理由で働けなくなった時のために、わたしたちの生活を保障してくれる制度です。本業で仕事がある人の多くは、勤め先でこの社会保険に加入していることでしょう。社会保険は通常、複数の職場で加入することができません。そこで注意しなければならないのは、収入をたくさん得ている副業ライバー。なぜなら、副業収入が多いと新たに社会保険への加入が義務付けられることがあるからです。そうなると「被保険者所属選択届・二以上事業所勤務届」という届け出を提出し、本業と副業の給与額を合計した分の社会保険料を支払わなければなりません。こういった手続きをする上で、本業先にも副業していることがバレてしまう可能性があります。
顔バレや声バレも…
忘れてはならないのが、ライバーは顔バレや声バレすることがあるということ。「実名ではないから」「会社の人はライブ配信なんて見ないだろう」「顔は出してないから大丈夫」なんて思っていませんか?ライバーはいつどこで誰が見ているのか本当に分かりません。コロナ禍でライブ配信を楽しむ人も増えました。絶対に副業していることがバレたくない人にとって、ライバーで副業することはバレるリスクが高めといえるでしょう。
場所や時間を気にせず隙間時間に稼ぐことができるライバーは副業にピッタリ!しかし、こっそり始めたのに本業先に副業していることがバレてしまう可能性は大いにあります。コロナ禍で副業を認める企業も多くなってきたので、副業NGの会社に勤めている人は安心して副業できる日を気長に待つほうが良いかもしれませんね。