余命宣告されたYouTuber

先日テレビで紹介されていたとある末期がんの男性が淡々と自分の闘病生活をYouTubeで配信されていた。

入院生活や退院してきたときの動画、今の気持ちやその時の家族の様子など・・・

初めはそんな暗い話なんかわざわざ時間を割いて、聞きたい人、見たい人なんかいるのかと不思議だった。

しかし、最後まで番組を見ていると、そのYouTuberのお陰で同じ悩みをもった人たちやその家族が勇気を与えられているのを知った。

ある家族の話では、5歳のわが子が癌を宣告されて途方に暮れ、親はどう接してよいのかも分らず時間だけが過ぎていき、刻一刻と子供の命が削られていく中悲しみに明け暮れていたが、ある時このYouTuberのある一言で父親は劇的に変化した。

「今をこの子と一緒に精一杯生きようと思った。」

そう告げている。

許される限りの時間を一緒に笑ったりおもちゃで遊んでみたり子供が幸せと思えるような時間をともに過ごすことに集中したという。

そして、最後は無理な治療を施すのではなく自宅で家族に囲まれながら静かに笑顔で旅立って逝きましたとインタビューで答えられていた。

今まで、ライバーの生配信についてもいろいろな内容をご紹介してきましたが、どちらかと言えばリスナーさんと共に楽しみ喜んで頂くような記載が多かったと思います。

しかし、YouTuberやライブ配信するライバーにとって対象は本当に全ての人が対象であって闘病で苦しむ人たちの心に光を差し込めるのもまた生配信ならではの醍醐味なのかと、改めてこのお仕事のすばらしさを伝えたいと思いご紹介させて頂きました。

お金を稼ぐ目的でなくても、あなたの体験や経験から発せられる言葉が、知らない誰かの心の希望を灯すこともある。

飾らない素の自分をさらけ出し伝えていく。

そこに共感する誰かが集まってくる。

そう思うといつか誰かの役に立っているかもしれない、そんな配信も素敵ですね。

明るく笑わせるだけがライブ配信でないのだと改めて感慨深い思いです。

あなたはどう思われますか?

どんな人たちへ向けてどんな配信をしていこうと思われましたか?