自宅で手軽に始めることができるライバーですが、うっかり個人情報がリスナーに伝わってしまい、のちにトラブルになる危険性があります。ライバーの大きな魅力である生配信では、一度流れた情報は修正できません。安心してライバー活動を行うために、知っておくべき個人情報の扱い方についてご紹介します。
・ライブ配信中に映り込む危険性のある個人情報
・ストーカー被害の原因はSNSにアップした写真
・顔見知りのリスナーにも注意は必要
・ライバー事務所に入ると安心?
ライブ配信中に映り込む危険性のある個人情報
ライバーは生配信で映り込んでしまうかもしれない情報には十分気を付けておかなければなりません。例えば、会社や学校関連の資料、広告など住んでいる地域が断定されやすいもの、窓から見える風景や近くの商店街の音楽など、うっかり配信中に映り込んでしまうことのないようにしてください。「そんなことまで?」と驚く方もいるかもしれませんが、リスナーの中には些細な情報をもとにライバーの個人情報を特定し、実際に自宅に押しかけるなどストーカー行為に発展する危険もあります。「ファンはまだ少ないから」という油断も禁物です。誰もが気軽に利用できるライブ配信だからこそ、どこの誰が見ているのか分からないデメリットもあります。自由に配信できる一方で、自分で個人情報はしっかり守る意識が重要です。
ストーカー被害の原因はSNSにアップした写真
「そんなことまで?」と思うような方法で、個人情報を特定されてしまったケースも報告されています。2019年にはアイドル活動をしている女性が、SNSにアップした顔写真の瞳に映っていた景色をもとに最寄り駅を特定され、わいせつ行為の被害を受けてしまったということがありました。この女性は、SNSに自宅で撮影した動画もあげていたのですが、その窓の位置などをもとに、犯人は女性の住んでいるマンションまで特定していたというから驚きです。この事件からも、ライブ配信において「個人情報は保護しすぎてもしすぎることはない」ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
顔見知りのリスナーにも注意は必要
ライバー活動の宣伝のために、つい身近な顔見知りの人にまでライブ配信をしていると話してしまうことはあるでしょう。応援してくれる人が増えることは良いことではありますが、配信中に盛り上がって知人であるリスナーがあなたの個人情報をうっかりコメント欄で漏らしてしまうことのないよう、注意を促しておくことは必要かもしれません。あれもこれも気にしていてはライブ配信を楽しめないことになってしまいますが、リアルで顔見知りの人に対して自分のライバーアカウントを教える際には少しこのことを心に留めておいてください。
ライバー事務所に所属すると安心?
ライバーにとって個人情報漏えいがいかに重大なことなのかお伝えしました。1人で「これはセーフかな?危険かな?」と模索しながらライブ配信をしていくことは大変なことでもあります。そういったことが不安な人は、ライバー事務所に所属することもおすすめです。事務所に所属すると、担当マネージャーや先輩ライバーからアドバイスやサポートを受けることができます。さらに、事務所によっては顧問弁護士が付いているところもあるので、配信におけるさまざまなトラブルから守ってくれ心強いでしょう。1人でライバー活動することが心細いと感じている方は、ライバー事務所に所属することを検討してみてくださいね。
スマホ一つで簡単に配信できるライバーですが、そこに潜んでいる個人情報に関する危険性についてもきちんと理解しておくことが大切です。ライブ配信の際に少し気を付けておくだけで未然にトラブルを防げることがあります。ライブ配信とは本来は楽しいもの。安全に楽しくライバー活動をしていきましょう。