ひと昔前の世代では「教育ママ」という言葉がよく聞かれました。
高度成長期の日本では誰もが中流より少し上のエリートサラリーマンの家庭を持つのが良いとされる風潮があり、親はわが子を少しでもいい大学に入れ、上場企業に就職させ、定年まで勤めあげるという将来像を描いていました。
その中でも医者になるというのは、特別な存在であり、東大を卒業したというステータスと一緒で早々になれるものではないという感覚で憧れでもありました。
女の子であれば、こういった勝ち組のお婿さんを手に入れる、いわゆる玉の輿に乗る為に短大くらいは出ていないと・・・という事で大学受験を目指していたような時代です。
ところが、最近人気職業も様変わりをみせています。
これは小学生を対象にしたアンケートですが、小学生に将来なりたい職業を尋ねたところ、下記のような結果になりました。
1位 警察官
2位 スポーツ選手
3位 消防・レスキュー隊
4位 運転士
5位 芸能人
6位 研究者
7位 医師
8位 YouTuber
と、このようになっています。
コロナ禍の影響もあるのでしょうか。
いずれにしても、相当勉強や努力をしないとなれそうもないですが、現実的な職業が意識されています。
その一方で、みんなと同じでないといけないという風潮の学校という社会に属せない子供も一定数存在するのですが、こういった子供たちの中から秀でた子が出没して世間を驚かせているのもまた事実です。
具体例をあげると、小学生で起業して年商1000万円稼いだ、世界最年少で世界新記録を出すスポーツ選手など、または、年齢問わずゲームに夢中になる人は多いですが、ゲームの世界でもプロになった人がいます。
あなたの子供は将来、何になるのでしょうか?
例えばオリンピック選手にしたいと、3歳位から習い事をさせたり、わが子の才能を伸ばすために親は必死になって取り組むものです。
それは楽しみでもあり、子供と親が、同じ目標に向かって頑張ることは子供にとっても良い環境なのかもしれません。
もし、子供が望めば親として全面的に支援してあげられる準備は整っていますか?
結婚して出産し、子供の成長を楽しんでいるだけでなく、可愛いわが子に何不自由ない教育・環境・経済的支援・時間を子供が望む前からいつ望んでも親として全面的にバックアップしてあげられるよう、気付いた時から直ぐに準備を始めたいですね。
では、子供を育て上げるのに一体いくらかかるのでしょうか?
普通に小学生から大学まで公立の学校を選んだ場合は1人につき約1000万円。
もし、私立にした場合は、その2~3倍の費用がかかります。
これは普通に義務教育+高校、大学の話ですので、これに習い事や家庭教師、あるいは、受験の為の予備校は別問題です。
ただでさえ、これだけかかる教育費。
しかし、わが子を親の経験以上の時代のニーズに合った職業につかせたい。
世の中に役に立つ人材、たくさんの人達に感動を届ける事ができるような人に育てたい。
このような願望があった場合は、幼少期よりやはりそれなりの教育が必要になります。
子供を東大卒に育て上げた家庭では、そうでない家庭よりも右脳や左脳教育を受けさせ脳のバランスを鍛え、6歳までに脳のトレーニングを習慣化させることを徹底して行っているという事です。
遊びに関しましても、計算ゲームやイメージ能力を必要とするおままごとをよくしていたという報告が上がっています。
経験としてはコンサートでの生演奏や天体観測といった経験が多く、東大卒では本物の体験を得ており、そうでない家庭ではプラネタリウムなどの疑似体験の割合が多いそうです。
幼少期より本物に触れ、感性を育て、脳を意識的にトレーニングする事で、自然とこういった体験をしてきた子供は自己肯定感が高く、みんなの意見をまとめ上げたり、失敗を恐れず挑戦することができるような子供に育っていくと発表されています。
親のこういった意識一つで、純粋な何も描かれていない状態で生まれてきたわが子を、何色にでも変化させてあげられるというのは、素晴らしい事であり、親の責任でもあります。
「幼少期の環境が非常に重要!」
そして、親として子供にしてあげれることは・・・
・知的好奇心をくすぐる様々な体験をさせる
・自己肯定感を育てる為の環境を与える
・家族間の会話を増やし、時には世の中の事や親の体験、祖父の経験なども交えて自分を取り巻く社会の広さを教え、その中の1人なんだと意識させるなど
こういった事で、自然と子供の潜在能力を高めていけるようです。
その為には、基本的なことですが、親がしっかりとした経済的な基盤をつくり安定した夫婦仲の良い家庭であることが一番です。
その為に、今あなたもこの記事を読んでいらっしゃるのではないでしょうか?
子供の可能性を親が自ら遮断しないように、親として今一度夫婦で話し合う機会を設けてみてはいかがでしょう。