配信カテゴリの中でも人気なのが「雑談配信」です。特別なアイテムを必要とせず気楽にできる反面、「なにを話したらいいのか分からない」「話すのが上手くないし…」と不安に思っている人も多いのはないでしょうか。しかしライブ配信においては高度なトーク力が必要なわけではありません。ここでは、雑談配信のコツや注意点についてご紹介します。
・トーク力があるとは
・まずは日常の出来事から
・ニュースや芸能人の話
・ママライバーなら子育てのこと
・相手の反応がないときは
トーク力があるとは
トーク力がある人というと「面白い話ができる人」や「説得力がある人」など、芸人や政治家のようなイメージを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、ライブ配信におけるトーク力ではそういった能力が必要なわけではありません。求められるのは会話のキャッチボールができるかということ。リスナーのコメントに対していかに反応することができるかが重要になります。なにか面白い返しや有益な内容を言わないといけないのではなく、リスナーの話に対するあなた自身が感じた感情を言葉にするだけでも、充分に会話のキャッチボールは成立しています。難しく考える必要はありませんよね。ライブ配信におけるトーク力とは、言い換えれば相手への反応力だといえます。
まずは日常の出来事から
ライブ配信において重要なのは、内容どうこうよりも相手への反応力だとお伝えしました。まずは誰でも参加可能な日常の出来事から話題にしてみてください。たとえば、今日食べたお昼ごはんがカレーだったとか、カレーは甘口派なのか辛口派なのかとかで良いです。そこから、好きな食べ物や思い出深い味の話、ご飯を食べ過ぎたあとの運動の話など、いくらでも話題はつながっていきます。
ニュースや芸能人の話
今話題の時事ネタや芸能人のゴシップネタも、知っている人が多いので雑談配信の話題になります。ただし、こういった内容は強い意見も出やすいのであくまでライバー本人は「○○なことがありましたね」と事実だけを述べておくことも重要です。中立な立場で、話を進めていく姿勢を忘れないでくださいね。
ママライバーなら子育てのこと
ママライバーなら子育てに関する話題もいいですね。リスナーの中には、だれかに子育ての不安を「聞いてほしい」「共感してほしい」と感じている人も多いでしょう。「子育て家庭の支援ニーズ」に関する調査によると、地域の子育て支援に助けを求める母親は「子育てをしている親と知り合いたかった」(71.9%)「家族以外の人と交流する機会があまりなかった」(57.2%)「子育ての悩みや不安を話せる人がほしかった」(55.4%)などの悩みを抱えていることが分かっています。そういった人達が離れた場所から気軽に話すことができ、リアルタイムで寄り添えるのもライブ配信の長所ですね。
出典:「保育を取り巻く状況について(子育て家庭の支援ニーズ)厚生労働省」
https://www.mhlw.go.jp
相手の反応がないときは
ライブ配信において重要なのは、内容どうこうよりも相手への反応力だとお伝えしました。とはいえ、「リスナーからコメントが来ないときはどうしたらいいの?」思うライバーもたくさんいるでしょう。確かに、ライブ配信を始めたばかりでリスナーが定着していない人は「そもそもキャッチボールしてもらえない!」ということも多々ありますよね。だからといって、ライバーのあなたが黙り込んでしまうのは良くないです。リスナーの中にはコメントを一切しない人もいます。だからといって聴いていないわけではなく、たとえばお皿洗いをしながら聴いている人もいればラジオ感覚で車の運転をしながら配信を楽しんでいる人もいます。コメントがなくても「ながら視聴している人が多いんだな~」と楽観的な視点は忘れないでくださいね。
雑談配信では相手を笑わせたり驚かせたりするような難しいことを求められているのではありません。何気ない話をしながら、いかにリスナーの気持ちに反応していけるかが大切です。「上手く話さないと!」とガチガチになってしまうのはもったいないので、気楽な気持ちでトライしてみてください。