配信内容にタブーはある?

あなたがライバーならどんな内容の配信にしますか?歌やダンス、料理をしながらのライブ配信など、自分の得意を自由に披露することができるライバー。しかし、トラブルを防ぐために絶対NGな内容や避けておいたほうが良い配信内容もあります。ここでは、そんな知っておくべき配信内容のタブーについてご紹介します。

・ながら配信
・誹謗中傷する
・セクハラやモラハラ発言
・宗教・政治・思想系

ながら配信

 「ながら配信」とは、○○しながらライブ配信すること。○○に入るのが料理だったりゲームだったりするとなんの問題もないのですが、やってはいけない内容もあります。たとえば、運転しながらの配信は絶対NG!移動中の隙間時間を有効に使おうと、運転中に配信を考えるライバーもいますが、これはれっきとした厳罰化の対象です。大事故につながって取り返しのつかない事態に及ぶ危険性は言うまでもありません。また、配信中の飲酒もライブ配信アプリによっては配信停止になる違反事項です。飲み物の中身まで監視することは無理なのでグレーな部分ではあるのですが、飲酒配信もやめておきましょう。さらにオススメできないのが、すこし前に注目を集めた寝落ち配信。配信中に寝てしまい、数時間もの間ネット上に寝顔をさらし続けたライバーが話題となりました。しかしこの寝落ち配信をルール違反としてアカウント停止とするアプリもあります。ライバーが寝ていてもリスナーがコメント欄で盛り上がっていると問題視しない場合がありますが、オススメできない配信内容です。

誹謗中傷する

 リスナーからライバーに向けた誹謗中傷ももちろんいけませんが、ライバーが誰かに対して悪口を言うこともご法度です。たとえ悪気はなくその場にいない人のことであっても、あなたの話す内容が誹謗中傷ととらえられたならば、リスナーは不快に感じ通報することもあり得ます。また、配信はどこの誰が見ているのか分からないもの。誹謗中傷している相手やその関係者が視聴しているわけがないとは言い切れません。ネット上の誹謗中傷をめぐる問題はニュースなどでもよく報道され、公然で悪口を言う人に対する世間の風当たりは強いです。ライバーも自分の言葉が影響力を持つということを意識して配信内容には気を付けてくださいね。

セクハラやモラハラ発言

 上記の誹謗中傷と通じることではありますが、誹謗中傷よりもより悪気なく発言してしまいがちなのがセクハラやモラハラにあたる内容です。たとえば、旦那のことを「男のくせに○○できない」などと言ってしまうことも受け取り側によってはセクハラになってしまいます。また、モラハラに関してはたとえば、「学歴がないくせに」やその逆の「学歴はあるくせに」などと言ってしまうことも避けたほうが良いでしょう。「そんなことを言っていたらなにも話せなくなってしまう!」と感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、ライブ配信は、仲の良い友人同士の会話ではなくたくさんの人に視聴されるネット上の発言です。誰かをいじったり少しからかったりする程度のことでも、「もしかすると傷付く人はいるかな?」という意識を持っておくことが大切です。

宗教・政治・思想系

 宗教や政治、思想系の話題は、リスナーによっては強い信念をもっている人もいるので、ついヒートアップしてしまうことがありおすすめできません。しかも、あなたと異なる考えを持つリスナーからすると、あなた自身が攻撃の対象になってしまう恐れもあります。また、そういったことにまったく興味のない他のリスナーは取り残されてしまい、せっかく付いたファンが離れてしまうことも。雑談の延長で時事問題に触れる機会もあるでしょう。そういった場合は、中立な立場で配信するように心がけておいてください。

 ライバーの配信内容は基本的に自由だといっても、タブーとは知らずに配信してしまったり悪気はなくても知らない間にだれかの地雷を踏んでしまったりすることがあります。そんなトラブルを未然に防ぐために少しでも日ごろから言動には気を遣っておく必要があるでしょう。あまりに考えすぎてなにも話せなくなってしまうことはいけませんが、最低限のモラルを持って配信を楽しんでいきましょう。