ライバーが顔出しするメリットは?

声だけで活動できるラジオ配信やバーチャルキャラクターを用いたVライバーなど、現在は顔出ししなくてライブ配信を楽しめる環境が整っています。「顔を出すと身元がバレてしまう可能性が高くなるし、危険な目にも合うかもしれない…」と、顔出しに不安を感じている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、顔出しライバーになるメリットはデメリット以上にたくさんあるのです!ここでは、顔を出して活動することにはどんな効果があるのか見ていきましょう。

・親近感がある
・信頼性が高まる
・人は自分に似ているものに好感度を抱く

親近感がある

人の心理には、何度も見る人に対して親近感を抱いてしまうという働きがあります。専門用語では「単純接触効果」「ザイオンス効果」といわれ、恋愛やビジネスでもよく使われている手法なので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。ライバーにおいても同様で、初めはなかなかリスナーが定着しなかったとしても配信を続けているうちにファンが増えていくといった効果があります。リスナーが知らず知らずのうちに何度も目にするあなたに親近感を抱いて好意を寄せるからなのですね。顔出しを繰り返すことで、リスナーはライバーの表情や感情を繊細に感じ取り身近に感じて応援してくれるようになるのです。

信頼性が高まる

顔出しすることで得られるメリットは、親近感を持ってもらいやすいだけではありません。顔を出すと信頼性まで高まるといわれています。よく事例で挙げられるのが、スーパーの野菜や果物売り場で生産者の顔も掲載されてあるケースです。「作り手がどんな人か分かると信頼するに足りる」と買い手は無意識に感じてしまうものなのです。確かに、生産者の顔が分かる野菜や果物が不味かったり体に悪いものだったりするなんて誰も思わないですよね。ライバーも顔を出すことでリスナーに対して「安心して視聴できる」という信頼感を持ってもらいやすくなります。

単純に目立つ

顔出しライバーは単純に目立ちます。たとえば、顔を出しているライバーと出していないライバーのサムネイルを見てどちらにまず関心を抱きますか?多くの人は前者と答えるでしょう。それは人の脳が顔を認識することに長けているからなのです。試しに、綺麗な景色と共にオシャレな格好をした人物が写っている1枚の写真を想像してみてください。その写真を見たとき、いくら背景が絶景であったとしても、人物の服装がオシャレだったとしても、ほとんどの人がまず写っている人の顔を確認すると思います。それほど顔は存在感が大きく、人が注意・関心を寄せてしまう対象なのです。

ライバーで顔を出すことは「恥ずかしい」「もしかすると悪用されるかも」「悪口を言われるかもしれない」「自信がない…」など、いろいろな不安を抱くのも仕方ないことです。しかしライバーは、リスナーとの距離が近いのでほかのSNSに比べて誹謗中傷するにはハードルが高く、悪く言われることは確率的に低いといわれています。はじめは自信がなく恥ずかしいと感じていても慣れてくるというのもあります。デメリット以上に受け取るメリットが大きいので、勇気を出して顔出しライバーに挑戦してみてくださいね。