ママライバーの収入事情

 「イクメン」や「専業主夫」という言葉が浸透してきている現代においても、家事や育児の分担率の多くは女性が担っているのが現状です。そんな忙しい女性ですが、ママや主婦という立場を活かしつつ、隙間時間に働くことができるのがママライバーなのです。ここでは、ますます注目を集めているママライバーの気になる収入事情についてご紹介します。

・ママライバーの平均月収
・ライブ配信でどうやって収入を得ているの?
・ライバー事務所に所属して収入アップも

ママライバーの平均月収

 全国のパートタイム労働平均月収は99,827円、つまり約10万円です(厚生労働省「毎月勤労統計調査 平成30年分結果確報」)。配偶者の扶養内で働くよう調整するとこれくらいが相場になるわけですが、ママライバーの平均月収も5万円~10万円が多いといわれています。従来のパートタイムとライバーの平均月収にそれほど大きな差があるわけではないようです。とはいえライバーは完全出来高制なので、平均以下の収入しか得られないライバーもいるのが難点ですね。逆に言うと中にはサラリーマン以上の月数百万~数千万円という収入を得ている凄腕ママライバーもいます。

ライブ配信でどうやって収入を得ているの?

 ライブ配信をしてお金を稼ぐというと、初めての人はあまりイメージができないかもしれません。ライバーの主な収入は、リスナーからの「投げ銭」で成り立っています。例えば、ライバーが生配信をして、「配信が面白かったのでお礼を伝えたい!」「これからも応援したい!」などとリスナーが考えたときに報酬として「投げ銭」がプレゼントされます。また、この出来高制に加えて時給制を導入しているアプリもあります。たとえ配信中にまったく投げ銭をもらえなかったとしても、配信時間の長さに応じて報酬が発生するわけです。さらには、アプリによってさまざまなイベントを開催していて、報酬アップを狙うこともできます。例えばママライバーの中で投げ銭の多さを競い合うイベントでランキング上位に入賞すると、賞金やボーナスがもらえるという特典もあります。基本的にはこれらのような仕組みでライバーは収入を得ていくことになります。

ライバー事務所に所属して収入アップも

 ライバー事務所に所属すると、時給制でライバーの収入を確実に約束しているところやママライバーには月1~2万円のサポートを提供しているところもあり、個人で活動するよりも一定の収入を得ていくことができます。もちろん、プロデュース代やライブ配信で得た収入の何パーセントかは事務所に引かれてしまう場合が多いです。しかし、ライバー事務所に所属していたほうがリスナーを集めるための配信ノウハウやそのほかさまざまな悩みにアドバイスしてもらえるので、結果的にリスナーやファンが増えて収入も多くなることが期待できます。長い目で見ると得られるメリットが大きいので、個人で活動していくのが不安という方は事務所への所属も視野に入れてみてくださいね

ママライバーの平均月収やその収入を得る仕組み、さらには収入アップを見込んで事務所へ所属することなど、ママライバーの収入事情についてご紹介しました。隙間時間を利用しながら家事・育児と両立でき、人間関係のストレスが少なく、始めるのに資金も在庫もいらない手軽さを考慮すると、多忙なママこそ新しい収入源としてライバーを検討してみてはいかがですか。