ライバーのスカウトが来たら

SNSに顔写真やライバー活動に関する情報を載せていて、ライブ配信会社やライバー事務所からのスカウトが来たことはありませんか?SNSのフォロワー数が多かったり容姿が良かったりすると、「ウチの所属ライバーになりませんか?」というお誘いが来ることがあります。ライバーとして有名になって頑張っていこうと思っている人にとっては嬉しいお話でもありますが、容易に契約してしまうと後で大変な目に合う恐れがあります。あなたがそうならないために知っておいてほしい情報があります。

・TwitterやInstagramのDMを用いたスカウトは多い
・偽スカウトご注意を!
・ライバー事務所代表の“ゆうこす”さんに来るスカウト

TwitterやInstagramのDMを用いたスカウトは多い

スカウトの手段としてよく使われるのがTwitterやInstagramのDM(ダイレクトメール)です。TwitterとInstagramは顔写真を載せている利用者が多く、その人がどんなことに興味や関心があるのかといった情報も入手しやすいです。そのため、ライバーの原石を発掘しやすいと考えられています。主にフォロワー数が多かったりRT(リツイート)数が多かったりすると、スカウトがきやすくなります。スカウトは、どこかのライバー事務所かあるいは公式のライブ配信会社から来ることが多いです。きちんとした公式のライブ配信会社であるのか、しっかりサポートしてくれるライバー事務所であるのか、ネットでその評判などを検索して調べてみましょう。

偽スカウトにご注意を!

残念ながら、スカウトに見せかけて違う目的で連絡がくるといった場合もあります。

①公式と名乗っているが実は詐欺
有名な公式の配信会社や事務所のふりをしてライバーを騙そうとする悪質なものがあります。所属してライブ配信したにもかかわらず、給与や売上金が支払われなかったという詐欺被害が発生したことも報告されています。

②事務所そのものが悪質
本物のライバー事務所であっても、他の事務所と比べてかなり悪条件であったりノルマが厳しすぎたりというケースがあります。ライバー事務所はたくさんあるので迷うと思いますが、スカウトが来たからといって早急に決めるのは禁物です。複数の事務所の条件を比較しておくことが重要です。

③実は異なるビジネスの勧誘
ライバーのスカウトかと思いきや、話が進むにつれ異なるビジネスの勧誘であったというケースもあります。ライバーの夢を追いかけるあなたの心の隙につけ込んで、高額な教材やグッズを売りつけるセールスである危険性もあります。

ライバー事務所代表の“ゆうこす”さんに来るスカウト

“ゆうこす”こと菅本裕子さんは、ライバーに関する情報を発信しながらライバー事務所「321」の代表を務める実業家です。しかし、いまなおライバー事務所を名乗る相手からスカウトが来ることを自身のTwitterでつぶやいています。「こんだけ321の事発信してるのに、ライバー事務所に入りませんか?!って勧誘DMめっちゃ来る」「怖いし、せめて勧誘するくらいならプロフ見てよ~~」と本人も呆れ気味のご様子。ゆうこすさんの例から、ライバースカウトの中にはいい加減なものが含まれているということがよく分かりますね。
出展:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202011010001272.html

とはいえ、本当にあなたの才能を見抜いたライブ配信会社やライバー事務所からオファーがくるということも実際にあり得ます。真摯で誠実なところからのスカウトであれば、ZOOMやLINEなど顔の見えるSNSを用いて、担当者からきちんとスカウトに関しての説明があるはずです。スカウトが来ると舞い上がってしまい、つい相手の言いなりに教えてはいけない個人情報を伝えてしまう危険性もあります。そういったことのないよう、一旦冷静になって相手の真意を見極めることを心掛けておきましょう。